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鳩に迷惑しているから対策を研究してみた

藤咲
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 夜明けとともに鳩がベランダにやってくるんです……。日が昇るのが早い時期だと、だいたい朝5:30ぐらいですよ!

 ベランダの手すりや給湯器にとまった「カタン」という音と鳴き声で、目が覚めてしまいます。

 そのあとはもう追い払っては追い払うのいたちごっこ、ならぬはとごっこですよ!

 追い払ってもう一度布団に入るでしょ、うとうとっとしたときにまた来やがるんですよ!!

 これはもう対策事例を調査し、生態からも対策を調査です!!!!

場所ごとの対策事例を紹介

 鳩は執着心が強いので、気に入った場所には何度でも来ちゃいます。

給湯器の上

 例えば、うちのベランダにある給湯器の上。しょっちゅう来て休憩しているので、いろいろ置いてみたのですが、なかなかしぶといです。

 給湯器の上という場所柄、排出される熱に気を付ける必要もあり、また、飛ばされて落ちたりすると危険なものも置けません

「鳩除けシート」を設置

給湯器の上のハト対策
写真1ー給湯器の上のハト対策。

 上で置いてあるトゲトゲ(写真1)は、100円ショップで売っている「猫除けシート」を3枚組み合わせたものです。

 トゲの長さは2cmぐらいと短いのですが、3枚セット&硬さに期待して購入。組み合わせると給湯器に丁度のサイズになりました。

 組み合わせて給湯器にフィットさせてあるので、風が吹いても落ちません。

 シートを平たく置いていると、鳩もとまりやすいようなので、傾斜をつけて置いています。

 いい感じではあるのですが、でも、これでも効果は十分ではありません

 鳩たちはなんとかとまろうとアタックしてきます。気が付くと夜中に端っこにとまってたりします。たまに外れてもいます。

 ちなみに、あとでも書いていますが、100円ショップで売っているような、トゲが5cmぐらいで素材も柔らかい「鳩除けシート」では、鳩たちはふつーにその上を歩いたり、上に座り込んだりします

 トゲトゲの上で堂々と鳩さんがお休みしている写真をとりそこねてしまったのが悔やまれます。

アパートのお隣さんとの境目の板

 うちのアパートは、お隣さんとの境目の上に隙間があるんですよ。こういう構造のアパートは多いと思いますが、鳩がここにとまることも多いです。

「防鳥ネット」と「鳥よけシート」を設置

ベランダの鳩対策。
写真2ーベランダのお隣さんとの境目の板にしてある鳩対策。

 上は、ベランダにあるアパートのお隣さんとの境目の板にしてある鳩対策です。金属製のトゲトゲがしっかりと固定されています

 わたしが入居したときにはすでにこの金属製のトゲトゲがありました。反対隣りは、プラスチック製のトゲトゲがついています。

 防鳥ネットもされていますが、これは隣が空き室だったときに管理会社さんがつけたようです、うちにもつけてくれ。

 でも稀に、隙間をまさぐって、ネットのなかに鳩が入り込んでいます

 この記事を書いた数日後なんか、わたしが夜中に鳩に気付いて追い払った拍子に、くちばしでネットをたわませた鳩がお隣さんに侵入してしまいました。ごめん。

100円ショップのトゲトゲは隙間埋めに

 上でも書きましたが、100円ショップで売っているような、トゲが5cmぐらいで素材も柔らかい「鳩除けシート」では、鳩たちはふつーにその上を歩いたり、上に座り込んだりします。

 ベランダの柵の隙間を埋めて横からの侵入を防ぐなら100円ショップの「鳩除けシート」で大丈夫ですが、本気で「鳩除けシート」を買うなら、100円ショップのもの以外をおすすめします。

 トゲが長くて少し硬めの物が良いです。

 下の商品はトゲが15cmのとげロングタイプです。これぐらいの長さと硬さがあれば、鳩もトゲを踏んづけて居座ることはないはず。

 設置場所の安全と、風で飛ばされないようにするのがネックです。

 アパートやマンションの上階だと少し難しいかもしれませんが、可能ならこういうトゲが長くて硬いものを設置してもいいですね。

防鳥ネットのなかにも入り込む賢いハトさんたち

 そう、鳩は頭が良いのです。ネットの中にも上手に入り込んできます。

 向かいの家も、屋根の下に鳩除けのネットをしてあるのですが、ふつーにくちばしでネットをまさぐり、隙間をこじあけてネットの中に帰っていきます

 防鳥ネットをかけるなら、たるまないようにしっかりとかけないといけません。場所によっては素人では無理です、というか危ないです。

 あんまりな場合は、やはりプロに頼むべきかと思います。

関連記事→【鳩対策】「鳩110番」さんってどうなんでしょ?調べてみた

鳩の生態調査

 日本の街中で見られるのは、たいてい「カワラバト(ドバト)」か「キジバト」です。

一夫一婦のつがいで行動

 群れで行動するとともに、一夫一婦のつがいで行動します。雨風をしのげる、高所を好んで巣をつくります。

 一年中繁殖が可能ですが、3月下旬~5月上旬に巣作りをすることが多く、一度に2~3個の卵を産みます。

ベランダの室外機の裏に産み落とされた鳩の卵。
ベランダの室外機の裏につくられた巣と卵。

ハトの卵やひなを勝手に撤去すると、鳥獣保護法違反になります。

鳩さんの子育て

 卵は雄と雌が交互に温めて育てます。餌は「ピジョンミルク」というものを、親鳩(雄・雌両方!)が喉から出して与えるそうです。

 子供の鳩をあまり見かけないのは、ここで大人とほぼ変わらなくなるまで育つからです。巣立ちまでは1ヶ月ぐらいです。

 そういえば知り合いの家では、庭の木に鳩が巣を作って卵を産んだそうです。しばらく見守っていたそうですが、卵から雛が孵った時点で、親鳩の留守を狙ってノラ猫さんがやってきて食べてしまったそうです。

 自然ってこわいですね。

同じ場所に執着する

 鳩は帰巣本能が強いため、追い払っても同じ場所に何回でも戻ってきてしまいます。

 糞が残ったりしているところは落ち着くらしく、気にせず棲みつきます。

 糞には菌が多く付いていて不衛生なだけではなく、量も多くて大きくて片付けにくいです。形状はさまざまですが、「小さい子供がつくって投げつけた泥団子」みたいな糞もあるんですよ!

 掃除してもいたちごっこなのも困るところです。寄せ付けないようにするのが一番ですね。

鳩は何を食べている?

 植物の種や木の実などをもともとは餌にしていたようで、花壇や空き地でも、鳩たちが何かを食べているのをよく見かけます。

 カラスほど雑食ではないのでゴミを漁ったりはしませんが、人間の落としたものや食べ残しがあれば、それらを食べます。

雨の日の鳩さん

 雨の日はどうしているのでしょう?軒の下などで雨宿りしているようです。

雨の日の鳩さん。

 台風や大雨の日は近所でもあまり見かけなくなるので、普段とは違う安全な場所を確保しているのかも知れません。

 少しぐらいの雨なら、そのまま屋根の上にいます。よく見ると羽は撥水加工で、水をはじいています。

交尾する鳩さん

鳩の交尾行動直前
おそらく右側が雄。
鳩の交尾行動
鳩の交尾行動
踏みつけた!
鳩の交尾行動
交尾。

 そして、巣をつくったあと、卵を産みますよー。

 巣を作る場所は身の回りでも結構あって、換気扇フードのなか、エアコン室外機の裏、庭の木の上、鉢植えの中、などです。

 この前も、ベランダに木の枝が落ちてるなーと思ったら、換気扇のフードの中に巣をつくろうとしていた形跡がありました!!

ある日洗濯をしようとベランダに出ると

 ベランダに置いてあったスリッパ左右両方に、鳩さんの糞がなされていました。あやうく踏んでしまうところでした。

 これは鳩さんの嫌がらせに違いない。

 いつも朝からベランダにやって来るので、そのたびに追い払っているから、その報復ですよ。きっと。

 鳩さんの糞はたちが悪くて、大きい上に泥っぽい感じでコンクリートに貼り付くので、掃除もしにくいんです。おまけに菌も多いらしいので、身体にもあまり良くないですよね。

 ときどきベランダの掃除をするんですけど、気のせいか掃除をした後に肺が息苦しくなりますもん。

 ああはやく引っ越したい。もし小さいお子さんがいるご家庭だったら引っ越しをおすすめしますよ、この場合。

 そしてしばらくしてから、こんなものがベランダにありました。

割れた鳩の卵

 産み落としてそのまま割れてしまった卵、ですね。たぶん鳩のだと思うんですが……。

 特に巣があったわけではないのですが、鳩がつがいでうろうろしてるときは卵を産める巣をつくろうとしている場合があるので、特に注意です。

 今回は発見時からすでに割れてしまっているのでどうしようもありませんが、卵を勝手に撤去したりすると鳥獣保護法違反になってしまう場合があります

 鳩が居ついてしまったり、巣などを発見した場合には、やはり専門の業者さんに頼むのがいいかもしれません。

最後に

 鳩に居座られて卵でも生まれると、勝手に駆除できないので厄介です。鳩は鳥獣保護の対象になっているので、許可なく安易に駆除できないんですよ。

 また防鳥ネットを張って入ってくるのを予防しても、賢いのでどっかから中に入り込んできます。

 100均などで売っている鳥避け(シリコン製の剣山みたいな柔らかいシート、トゲは5cmぐらい)では、普通にズカズカ踏んで入ってきて、その上に座ってたりします(笑

 帰巣本能や場所への執着もすごいので、もし庭やベランダで鳩をよく見かけるなーと思ったら、可哀想ですが徹底的に追い出し、入ってこないようにすることが第一です!

 手に負えないと感じたら、やはり専門の業者さんに頼むのが無難で早いですね。

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