使い捨てマスクを洗って再利用&マスク用とりかえシート
2022年現在マスクは在庫十分で、コロナ禍も続いてはいるものの、かなり社会は落ち着いてきています。
この記事は2020年の歴史的記録として、置いておくことにしましょう。
マスク不足が騒ぎになる前に買っておいたマスクも、そろそろ尽きようとしています。洗ったりして使い回している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、使い捨てマスクの洗い方と、出来るだけマスクを汚さないためのマスク用とりかえシートというものをご紹介しようと思います。
書き足しているうちに長い記事になってしまったので、「マスクの洗い方・再利用」については上半分を、「使い捨てシート」については下半分だけを読んでください☆
使い捨てマスクの洗い方
ただし、使い捨てマスクの再利用はあとで書く理由からあまりおすすめではありません。
洗い方
- 軽くお湯で手洗い
- 深めの容器にお湯を入れ、食器用中性洗剤を入れて泡立てて優しく洗う
- そのまま漬け置きする(10分~1時間以内がおすすめで、長すぎると一部雑菌が繁殖する可能性があります)
- 水道水で十分に流して洗剤を落とす
- カビなどが生えないよう、型を整えて、素早く完全に良く乾かす
乾かすとき、私は普通に洗濯ばさみに挟んで吊るしてます。
また万が一ウィルスが残っていても嫌なので、乾かしてからもうしばらく寝かせてもいいかなーと思います。
洗った後のマスクは、よく乾かしたあと、ジップロックなどに入れて保管するとかさ張らず、ほこりも付着しないのでおすすめです☆
もし匂いが気になるようなら、使用前に風通しの良い場所に一枚ずつばらして置いてみてください。
注意点
- 口や呼吸器に触れるものなので、殺菌スプレーなどをマスクにかけて使用しないでください。
- 使い捨てマスクの場合は、材質が変質するおそれがあるので、アルコールスプレーや漂白剤の使用も止めておいた方がいいです。
- 熱湯・煮沸消毒も、材質が変質するおそれがあります(ただし諸説あり、材質にもよるかも知れません)。
- まとめて洗うのではなく、一枚ずつ洗って、汚染の可能性を減らしてください。
- 再使用中に胸が痛い・苦しいなどの症状が出た場合は、ウィルス感染の他にも、マスクの汚れなどを吸い込んだことによるアレルギー反応・炎症の場合もあります。異変を感じたらまずは再使用を止め、医療機関に電話等で相談してください。
マスクの再利用がおすすめでない理由
- きちんと殺菌ができない
- 洗った後は性能が落ちる
- カビ・雑菌・ダニ等の発生リスクがある
- ついた汚れは全て落としきれない
これらから、使い捨てマスクの再利用はあまりおすすめではありません。
特に体調の悪い時に使用したマスクは、再感染のおそれや精神的にも悪いので、とっとと廃棄した方がいいと思います。
メーカーさんの意見は?
使い捨てマスクの再利用については、メーカーさんも想定していない使い方なので、まだ効果がどれくらい落ちるのかなどについては発表されていません。
基本的には、一日一枚で使い捨てて欲しいそうです。
でも考えてみると、帯電させてウィルスなどを吸着する効果については、たしかに洗うとほぼ失われるのではないかと思います。
再利用してみた感想は?
洗って再利用してみると、当然ですが新品よりは不快感がありました。
- よく見ると若干表面が毛羽立っている
- 柔らかくなるので、息をすると口元にはりつきやすい
- 新品とは違う臭いになっている
気にしなければ気にならない程度ですが、不快と言えば不快です。
それでも、性能はともかく、無いよりはましという点と、仕事中は着用しないといけない人にとっては、背に腹は変えられないというやつですね。
流行りつつある手作りマスク・布マスクにチャレンジするのが、実は個人的にはおすすめです。
何回くらい洗って大丈夫?
しっかり使ったマスクで試してみましたが、2~3回の再利用が限度と思います。
特に女性は化粧品なども付着するので、汚れや匂いも蓄積しやすいです。そのためカビや雑菌も繁殖しやすい状態になっているように感じます。
洗うごとにマスク生地も薄くなり、水分や油分を通しやすくなって汚れやすくなります。外観も毛羽立ちや黄ばみを感じるようになってきます。
ですのでやはり、洗って使うのは2~3回までにして、その間に新品マスクや手作りマスクをゲットするのがいいでしょう☆
GENKI LABOさんがYoutubeで何回洗うとどうなるか?という検証実験をしていたので、その動画を貼っておきます。
ただ、この動画は、使用済みのマスクでの検証ではないので、実際はもっと汚れが付着すると考えられます。また使用している洗剤も、衣料用洗剤のようです。
マスク用とりかえシート
実際に使い捨てマスクを洗ってみると分かるのですが、付着した化粧品まではなかなかきれいにとれないんです。
そこで、使い回し用にマスク用とりかえシートが売っていたので、それを利用してみることにしました。
高知県に昔からある、不織布で有名な企業が生産してたやつでした。
金星製紙株式会社「さらふあ マスク用とりかえシート」65mm×160mm 50枚入り という商品です。スーパーで328円で買うことが出来ました。
使ってみた感想
実際使ってみると、いくつか問題点に気づきました。同時に、「こんな人にはいいかも」という点も感じたので、それらを書こうと思います。
問題点
- しゃべるとずれる
- 発した声がくぐもって、相手に聞こえにくくなる
- 汚れやすい鼻の頭のところには使えない
これらから、長時間の接客などでマスク着用する人にはちょっと向かないかも。
しょっちゅうずれを直すのも、逆にウィルス感染のリスクが高まりますしね。
使うのに向いてる人
- 長時間連続使用しない人
- 口紅がマスクにつくのが気になる人
- くしゃみなどがよく出て、マスクの汚れが気になる人
- 手作りマスクなどを使っていて、なるべく汚したくない人
- とにかくマスクを再利用したい人
- マスクをしてる間はあまりしゃべらなくていい人
新しい利用可能性
使い捨てマスクにセットして使うのは、ちょっと向き不向きがあるかなと思いますが、布マスクや手作りマスクなど、洗って使うタイプに工夫してセットすれば使えるのではないかなと思います。
(※下の追記2でも書いていますが、セットできるタイプを発売し始めたメーカーさんもいらっしゃいます!さすがですよね!!)
さいごに
マスク不足が解消されるまでは、再利用したり手作りしたりして、何とか持ちこたえなければいけませんよね。
仕事柄マスク必須(という通達も来ていますし)なので、今回の記事が同じような境遇の誰かのお役に立てればいいかなーと思います。
おわり☆
追記:
2020年4月に入るあたりから、少しずつですがスーパーなどでもマスクに出会える率が高まってきました。
十分な量は入荷していないのかも知れませんが、夜でも運がよければ普通に1袋を購入することが出来ます。
ただし価格や品質はそのときどきでばらばらですが。店頭では5枚入りで300~600円ぐらいが相場のようです。箱入りだと50枚で3000~4000円ぐらい。個包装になっていない場合も多いですね。
また、ネット通販でもマスクを見かけるようになりました。
以前からある国内メーカーのは価格は変わっていませんが、入荷数も少なく、あるにはありますが運が良くないとおそらく店頭では買えません。
どうやら近々、国から給食マスク(通称アベノマスク)の配給も少しながらあるようなので、それまで何とか耐えましょう!
色々言われてますが、無いよりはましってもんですよね♪
追記2:
マスク用取替えシートに関しては、他メーカーさんですが、ずれを防止するための工夫がされたものをスーパーで販売していました。まあそうなりますよね☆
5月も半ばになり、緊急事態宣言もほぼ解除され、マスクも箱入りをよく見かけるようになりました(全国マスク工業界の会員外のものがほとんどですが)。
手作りマスクの方も多く見かけるようになりましたね!
まだしばらくはマスク生活が続くと思いますし、メーカーさんは夏用マスクの開発に着手してるらしいです。
現在は50枚入りで3000円ぐらいなので、一枚当たりの価格としては妥当に思えますが、品質や以前の箱入り価格で比較した場合、まだまだ割高ですよね。
価格はともかくとしても、少し品薄が解消されたこれからは、品質が上がっていけばいいなあと思います。
ちなみに安倍さんの給食マスクはまだ届いてません(笑
↓届きました!