【2024】暖房はいつから?温度設定は?推奨「室内温度」と「湿度」を解説
「そろそろ暖房つけようかなあ?」「まだはやいかな?」と思ってしまう、そんな季節が今年もやってきました。
よく「暖房は20℃で」と言われますが、これは「室内温度」を20℃にしましょうという意味です。「設定温度」ではないので注意です。
ということは、気温や室温が20℃を下回った頃が、暖房の使い始めの目安です。地域にもよりますが、だいたい11月頃のところが多いようです。
「環境省」の推奨は「室内温度20℃」
「設定温度」ではなく「室内温度20℃」
環境省の推奨では、「室内温度20℃」になるように暖房を設定するのが望ましい、となっています。「設定温度」ではなく「室内温度」というところに注意ですね。
ただ、最近では節電のために、設定温度を20℃とする企業もあります。
暖房をつける目安は「室温20℃以下になったら」
暖房をつける目安は「室内温度が20℃を下回ったら」と言えそうです。これは気温の統計データをみると、だいたい11月ぐらいからです。地域差はあるものの、エアコン使用率が50%を超えるのも、10月下旬から3月下旬ごろです。
室温が20℃を下回ると、「なんか寒いなあ」と感じる人が多くなってきます。わたしも室温17℃ぐらいになるとやっぱり「寒いなあ」と思ってしまいます。
ただ「何℃以下になったら使う」「何月から使う」という決まりはないので、寒いと感じたときに暖房を使えばOKです♪体調を崩したらたいへんなので、暖房で部屋をあたたかくして、風邪などひかないようにしましょう!
人気は「エアコン」「灯油ストーブ」
また、よく使われている暖房器具は「エアコン」と「灯油ストーブ」です。本当に寒いときは「灯油ストーブ」いいですよね!
灯油がめんどうという方は、灯油のいらない「オイルヒーター」という選択肢もありますね。部屋が狭かったり小さいお子様がいたりと、電気ストーブはちょっとこわい…という方にもおすすめです。
「室内温度20℃」の理由は地球温暖化対策から
環境省の推奨では、暖房の室内温度は20℃が望ましいとなっています。この「室内温度20℃」はどこから出てきたのでしょうか?
「WARM BIZ(ウォーム・ビズ)」
答えは環境省の「WARM BIZ(ウォーム・ビズ)」という取組みにありました。
環境省では平成17年(2005年)度から冬期の地球温暖化対策のひとつとして、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨しているんです。この取組が、「室内温度20℃」の根拠になっていたんですね。
- 環境省「ウォームビズ(WARMBIZ)とは」:https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/about/
湿度も大事だというお話
ここまで室温のお話ばかりでしたが、実際の室温と体感温度は違うことがあります。部屋の構造や材質によっても、体感温度は変わってきます。
「室内温度20℃」になっていても部屋が寒いという場合には、まずは加湿を試してみてください。加湿をすることで体感温度が上がって暖かくなりますよ。
湿度が上がると体感温度も上がる
湿度が下がると、皮膚からも水分が奪われやすくなるので、気化熱で体感温度が下がります。言い換えると、同じ室温なら、湿度を上げれば体感温度は上がります。
冬場は暖房とともに、湿度も要注意です!
湿度が下がると病気になりやすい?
湿度が下がるとお肌がカサカサになるだけでなく、インフルエンザなどにもかかりやすくなります。
冬にインフルエンザが流行りやすいのは、インフルエンザウィルスが寒冷乾燥を好み、高温多湿を嫌うからなのです。
最適な湿度は50~60%
湿度は50%~60%を目安にしてください。湿度が70%を超えるとカビやダニが繁殖しやすいので、あまり良くありません。
暖房すると湿度が下がる?
暖房を使って室温を上げると、部屋の湿度は下がります。温度が上がると、部屋の水蒸気量は変わっていないのに「飽和水蒸気量」が増えるので、湿度が下がるのです。なんか中学校の理科でやりましたね。
湿度が下がると、皮膚やのど、家具などからも水分が奪われやすくなり、乾燥しやすくなります。お肌や健康のためにも、暖房と同時に加湿も必要なんですね。
温度と湿度はセットで管理するようにしましょう!
まとめ
暖房をつける目安は、気温や室温が20℃を下回った頃です。地域によって差はあるものの、だいたい11月頃にあたります。
でも特に決まりはないので、自分が寒いなと思ったら、病気予防だと思って暖房をつけてあげましょう。そのときはしっかり加湿も忘れずに!!
こまめな換気も忘れないようにしましょう!病気などしないで新しい年・年度が迎えられますように♪