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【2023】暖房器具はいつ出す?「亥の子の日」にこたつ開きする理由

藤村さき
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こたつの写真

 こたつや暖房器具って、いつ出そうかなあと毎年迷いませんか?

 「この日に出す」と出す日さえ決まってしまえば、重い腰も動くというもの。実は、こたつなどの暖房器具を出すのに良いとされる日があるんです。

 それが「亥の子の日」です。

 「亥の子餅(いのこもち)」を食べる日で知られるこの日は、「こたつ開き」「炉開き」をするのにも縁起が良いとされています。

 「亥の子」というのは、”亥の月(旧暦10月・新暦11月)”の最初の”亥の日”のことで、日付は毎年変わります。近年では新暦11月最初の亥の日を「亥の子」とすることが多いです。

 2023年の「亥の子の日」は11月1日(水)となっています。

 この記事では、なぜ亥の子の日に暖房器具を出すと良いか、その理由などをまとめました。

関連記事→【2023】暖房はいつから?温度設定は?推奨「室内温度」と「湿度」を解説

「亥の子の日」に暖房器具を出す理由

「亥の子の日」に暖房器具を出すと火事にならない?

「亥の子の日」に暖房器具を出すと火事にならない、と昔から言われています。

その理由は陰陽五行思想の五行説にもとづきます。

 五行説とは、万物は「木・火・土・金・水」に分類できるという、古代中国から受け継がれている思想です。五行説は干支や暦と密接に結びつき、現代でも日常生活にたくさんの影響を残しています。

”亥”は五行説で「水」を表す

”亥”は五行説で「水」を表します。

なので”亥”が重なる日に暖房器具を出すと、火事にならないと考えられました。

”子”については、”亥(いのしし)”は子沢山なため、”子孫繁栄”を願う意味になるようです。

”亥の月”は冬の始まり

 旧暦では10月~12月が”冬”にあたり、旧暦10月の”亥の月”は冬の始まりでもあるのです。

”亥”は12番目なのに旧暦で10月になる理由

 十二支では”亥”は12番目ですが、なぜ12月ではないのでしょうか?

 それは、古代中国では冬至のある月(陰暦11月)を、1番目の「子月(ねづき)」としていたからです。

 日本でもその習慣は引き継がれ、陰暦11月を”子(ね)”としたために、陰暦10月が”亥(い)”となりました。

まとめ

 陰陽五行説の思想では”亥”は”水”をあらわすため、”亥”が重なる”亥の子の日”に暖房器具を出すと火事にならない、と言われています。

 2023年の”亥の子の日”は11月1日(水)となっています。暖房器具をいつ出そうと迷っている方は、是非参考になさってください。

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