【2022】暖房器具はいつ出す?「亥の子の日」にこたつ開きする理由

こたつや暖房器具って、いつ出そうかなあと毎年迷いませんか?
「この日に出す」と出す日さえ決まってしまえば、重い腰も動くというもの。
実は、こたつなどの暖房器具を出すのに良いとされる日があるんです。
それが「亥の子の日」です。
「亥の子餅(いのこもち)」を食べる日で知られるこの日は、「こたつ開き」「炉開き」をするのにも縁起が良いとされています。
「亥の子」というのは、”亥の月(旧暦10月・新暦11月)”の最初の”亥の日”のことで、日付は毎年変わります。
近年では新暦11月最初の亥の日を「亥の子」とすることが多いです。
2022年の「亥の子の日」は11月6日(日)となっています。
この記事を最後まで読めば、なぜ亥の子の日に出すと良いか、その理由なども分かります。
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「亥の子の日」に暖房器具を出す理由
「亥の子の日」に暖房器具を出すと火事にならない?
「亥の子の日」に暖房器具を出すと火事にならない、と昔から言われています。
その理由は陰陽五行思想の五行説にもとづきます。
五行説とは、万物は「木・火・土・金・水」に分類できるという、古代中国から受け継がれている思想です。
暦や干支も五行説と密接に結びつき、昔から今まで、日本の日常生活にもにたくさんの影響を残しています。
”亥”は五行説で「水」を表す
”亥”は五行説で「水」を表します。
なので”亥”が重なる日に暖房器具を出すと、火事にならないと考えられました。
”子”については、”亥(いのしし)”は子沢山なため、”子孫繁栄”を願う意味になるようです。
”亥の月”は冬の始まり
旧暦では10月~12月が”冬”にあたります。
10番目の月である”亥の月”は冬の始まりでもあるのです。
”亥”は12番目なのに旧暦で10月になる理由
十二支では”亥”は12番目ですが、古代中国では冬至のある月(陰暦11月)を「子月」としていました。
それを日本でも引き継ぎ、陰暦11月を”子(ね)”とし、陰暦10月が”亥(い)”となりました。
