【音楽】メロディオンのトラウマについて主に語る【嫌い】
また音の出る系のものが壊れたんですよ。まあ今度はマイクなんですけどね。ヘッドセットのマイク。
小さい頃から、わたしのまわりの音の出るものってだいたい壊れてるか、すぐ壊れるか、恥ずかしい思い出になるかなんですよ。不思議なぐらい縁がないんです。
今回はそんななかから、保育園のときの「メロディオン事件」のお話をしたいと思います。
「メロディオン」にまつわるトラウマ
わたしの音楽人生?のトラウマのひとつが保育園のときの「メロディオン」です。
「メロディオン」というのは「鍵盤ハーモニカ」のことで、「ピアニカ」と呼ぶ方も多いかと思います。
どちらも息を吹き込みながら鍵盤を押すと音が鳴る楽器です。似たようなものですが、製造メーカーさんによって名称が違うのだそうです。わたしの通ってた保育園では「メロディオン」と呼んでいました。
「ドレミファソラシド」シールがうらやましいので
そのメロディオンの鍵盤に、ドレミファソラシドのシールを貼っている子がいまして。わたしはそれがうらやましかったんです。でもそんなシールどこにもないし。
だからマジックでドレミファソラシドを書いたんですよ。
そしたらなぜか、母親がそれを消そうとしましてね。もしかしたら祖母かもしれないけれども。母親がどっかからベンゼン?ベンジン?を持って来て、マジックで書いたやつを消したんですよ。
でもまあやっぱりというか、完全には白く消えてはくれなくて、鍵盤に黒い汚れが残ってしまったんですね。
それだけならまだ良かったんですけれども。
ぜったいわたしのだ
保育園でみんなでメロディオンを吹いたとき、先生が「なんかひとりだけ音が違う」って言いだしたんですよ。吹き間違いしてるとかじゃなくて、「抜けたような壊れた音がする」と。良い耳してますよ。
そのときわたしは悟りましたね。「ぜったいわたしのだ」と。薬液でふいたときに液がなかまで入って壊れたんだと、幼心に思いましたよ。
それからはもうメロディオン使う時間が嫌で嫌で。鍵盤は黒いし音は違うし、先生は仕方ないにしても、お友達に気付かれたら嫌だなあとずっと思ってましたよ。
小学校に入ってからも二年生ぐらいまではメロディオン(みんなはピアニカって言ってたけど)使ったし、本当に音楽の時間は嫌だった。たぶん音出したことないかもしれない。
ちなみに他にもいろいろあって学校で歌ったことありません(ずっと口パクだった)が、これはまた別のときに書きましょう。
ふりかえって
本当に鍵盤に「ドレミファソラシド」を貼ってる子がうらやましくて、シールが無かったからマジックで書いただけなんですよ。
それが何年もこんなことになるなんて、そのときのわたしは思わなかった。
わたしは音楽の時間がずっと嫌いで、高校に入って音楽が選択授業になったとき本当に本当に嬉しかった。
その原因のひとつをつくったのが、この「メロディオン事件」だったわけです。ここで「全体のなかでの音の違い」というものを敏感に意識してしまうようになったのだと思います。
音楽が好きな子供時代をおくっていたら、いまごろどうなっていたのでしょうか?わくわくしますね。
おわり♪