【2026】冷房のススメ‼「設定温度」は何℃にすべき?「湿度」も大事な理由

最近では4月もなかばになると、「なんか暑いなあ」「そろそろ冷房を入れようかなあ」と思っちゃいますよね。でも「まだ早いかなあ?」なんて思いとどまったり。
世間ではいつからみんな冷房を入れているんでしょう? そして、みんなは温度は何℃ぐらいにしてるの? そんなことを調べてみました。
家庭での冷房「設定温度」の平均は26.8℃
「環境省」の調査によると、エアコン(冷房)の平均設定温度は26.8℃だそうです。
令和5年の調査では、設定温度を28℃にしている家庭が最も多く、全体の3割をしめています。27℃以上に設定している家庭が全体の6割以上で、全体の設定温度の平均は26.8℃です。
ということは、だいたい気温や室温が27℃を超えればエアコンの使いどき、ということ。
地域差はありますが、全体としては5月下旬ごろからエアコンを使い始め、9月頃まで使用する方が多いようです。
本格的に使用するはずの7月頃までには試運転だけでもして、もし故障などがあっても早めに対応できるようにしておきましょう。
環境省のおススメ「室温」は28℃(夏季)
環境省のおススメは「室温28℃」です。「設定温度」ではなく「室内温度」というところがポイントです。ただしこれは家庭の場合で、事業所などでは少し異なります(詳細は後述)。
環境省の推奨は「室温28℃」
環境省では「快適性を損なわない範囲で省エネルギーを目指すために、室温を夏季28℃、冬季20℃とすることを推奨」しています。
「設定温度」ではなく「室内温度」というのがポイントです。
気温30℃・湿度70%を超えると熱中症にもなりやすいので、「いつから」にとらわれず、気温や湿度にあわせて冷房器具を使ってやってください♪
事業所での冷房について
家庭では「設定温度28℃」がおススメと書いたものの、動き回る人も多い事業所などでは少し違う基準が用意されています。
事業所での目安は「室温18℃以上28℃以下」
厚生労働省が「事務所衛生基準規則」というものを出しています。
このなかでは、”事業所内では室温を18℃以上28℃以下にしましょう”となっています。こちらも「設定温度」ではなく「室内温度」というところがポイントです。
罰則などはない”努力目標”ですが、職場などではひとつの目安となりそうです。
職場ではいろいろな方が出入りすることや、外回りの方が帰ってきたり、室内で動き回る場合も多いので、少し低めの温度になっていることもあるかもしれません。
「室内温度28℃」の根拠について
「室内温度28℃」が目安とはいえ、昨今の猛暑にあわせて、2025年以降は省庁でも、エネルギー問題を念頭に置きつつ冷房の温度に関しては柔軟な対応をしていくことが、2024年に決定されました。
ここでは参考までに、「室内温度28℃」の理由を書きたいと思います。
「建築物環境衛生基準」「事務所衛生基準規則」
ひとつめの理由として、「室内温度28℃」は「建築物環境衛生管理基準」と労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」がもとになっています。
ただこれらには特に科学的根拠がないため、当初から見直すべきではという意見もありました。
「クールビズ」の取り組みによる数値の普及
ふたつめに、政府による国民運動「COOL CHOICE」(現在は終了)の一環である「クールビズ」のなかに書かれていた数値が理由です。こちらが「設定温度28℃」が有名になった理由として大きいのではないでしょうか。
「COOL CHOICE」というのは、地球温暖化対策のために、二酸化炭素などをなるべく減らす「賢い選択」をしていこうという取組みです。
その取組みのなかのひとつが「クールビズ」=「冷房に頼らず軽装で過ごすこと」です。
「COOL CHOICE」の取り組みは現在は終了していますが、興味のある方は、下の環境省URLをどうぞ。
2024年現在は、国民運動は「COOL CHOICE」から「デコ活」に移行しています(「クールビズ」は毎年つづけられています)。

「湿度」も暑さに影響する
身体が感じる暑さには「湿度」も大きく影響します。「湿度」が高いと汗が蒸発しにくく、熱が体内にこもってしまうからです。
けれども「湿度」は低ければ良いというものではありません。「湿度」が低いとインフルエンザウィルス等も活動しやすくなりますし、喉や肌にもあまり良くありません。
湿度は50%~60%を目安にすると、過ごしやすいですよ♪
気温30℃・湿度70%を超えると熱中症になりやすい
気温30℃・湿度70%を超えると、熱中症の危険性も高くなります。
特に高齢になるほど、気温・体温の感覚がにぶくなってきます。自分でも知らないうちに熱中症になっている……なんてこともありえますので注意です。
小さいお子さまも体温調節が自分では上手くできない場合があるので、注意が必要です。
扇風機などを使って汗を蒸発させ、体内にこもった熱を逃がすのも有効です。水分もしっかり補給してくださいね!
高齢者の方が高温の室内でもエアコンを使わないのは、「電気代の節約のため」と思われがちですが、単純に「暑いと思っていない」「暑さを感じていない」場合も多いです。
表示が見やすい温湿度計を用意して、感覚でなく数字で部屋の状態を示すのもいいかもしれません。
「冷房」「湿度」を上手に使い分けよう
というわけで、「温度」が高い本格的な夏には「冷房」を、「温度」は高くないけど「湿度」が高い梅雨時などは「除湿」を、するのが基本になります。
でもまあこれがなかなかうまくいかないのが悩みでもあるのですが。
最近のエアコンは賢いので、温度だけではなく湿度も設定できる機種もあるようですよ。古いエアコンは思い切って買い替えるのも、快適な夏を過ごすためにはありかもですね。お高いですが。。。。。。
まとめ
まとめると、
- 冷房の「設定温度」の平均は26.8℃
- 冷房開始の目安は気温や室温が27℃を超えたとき
- 環境省のおススメは夏季「室内温度28℃」、冬季「室内温度20℃」
- 事業所では「室内温度18℃~28℃」を目安に(厚生労働省)
- 「湿度」が高いと体感温度があがる
- 「湿度」の目安は50~60%
です。
近年は猛暑が続くので、省庁でも「室内温度28℃」にこだわらずに柔軟な対応をしていくようになっています。こだわりすぎず、体調管理のためにも涼しく快適な部屋でお過ごしください。
高齢者の場合は暑さや体調変化に気づきにくいため、温湿度計などを置いてあげて、危険な室温になっていることに気付いてもらう、という対策も必要かと思います。