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【2023】暖房はいつから?温度設定は?推奨「室内温度」と「湿度」を解説

藤村さき
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 「そろそろ暖房つけようかなあ?」「まだはやいかな?」と思ってしまう、そんな季節が今年もやってきました。よく「暖房は20℃で」と言われますが、これは「設定温度」ではなく「室内温度」を20℃にしましょうという意味です。

 言い換えれば、気温や室温が20℃を下回った頃が、暖房の使い始めの目安になります。地域にもよりますが、だいたい11月頃のところが多いようです。

「環境省」の推奨は「室内温度20℃」

「設定温度」ではなく「室内温度20℃」

 環境省の推奨では、「室内温度20℃」になるように暖房を設定するのが望ましい、となっています。「設定温度」ではなく「室内温度」というところに注意ですね。

 ただ、最近では節電のために、設定温度を20℃とする企業もあります。

暖房をつける目安は「室温20℃以下になったら」

 暖房をつける目安は「室内温度が20℃を下回ったら」と言えそうです。これは気温の統計データをみると、だいたい11月ぐらいからです。地域差はあるものの、エアコン使用率が50%を超えるのも、10月下旬から3月下旬ごろです。

 室温が20℃を下回ると、「なんか寒いなあ」と感じる人が多くなってきます。わたしも室温17℃ぐらいになるとやっぱり「寒いなあ」と思ってしまいます。

 ただ「何℃以下になったら使う」「何月から使う」という決まりはないので、寒いと感じたときに暖房を使えばOKです♪体調を崩したらたいへんなので、暖房で部屋をあたたかくして、風邪などひかないようにしましょう!

  • 暖房をつける目安は室温が20℃以下になったら
  • 時期は11月ぐらいから
  • 「室内温度20℃」になるように調整しよう!
  • 『平成28年度 地域での地球温暖化防止活動基盤形成事業委託業務 温室効果ガス排出実態調査 年次レポート』

人気は「エアコン」「灯油ストーブ」

 また、よく使われている暖房器具は「エアコン」と「灯油ストーブ」です。本当に寒いときは「灯油ストーブ」いいですよね!

 灯油がめんどうという方は、灯油のいらない「オイルヒーター」という選択肢もありますね。部屋が狭かったり小さいお子様がいたりと、電気ストーブはちょっとこわい…という方にもおすすめです。

「室内温度20℃」の理由は地球温暖化対策から

 環境省の推奨では、暖房の室内温度は20℃が望ましいとなっています。この「室内温度20℃」はどこから出てきたのでしょうか?

「WARM BIZ(ウォーム・ビズ)」

 答えは環境省の「WARM BIZ(ウォーム・ビズ)」という取組みにありました。

 環境省では平成17年(2005年)度から冬期の地球温暖化対策のひとつとして、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨しているんです。この取組が、「室内温度20℃」の根拠になっていたんですね。

参考URL

湿度も大事だというお話

 ここまで室温のお話ばかりでしたが、実際の室温と体感温度は違うことがあります。部屋の構造や材質によっても、体感温度は変わってきます。

 「室内温度20℃」になっていても部屋が寒いという場合には、まずは加湿を試してみてください。加湿をすることで体感温度が上がって暖かくなりますよ。

湿度が上がると体感温度も上がる

 湿度が下がると、皮膚からも水分が奪われやすくなるので、気化熱で体感温度が下がります。言い換えると、同じ室温なら、湿度を上げれば体感温度は上がります

 冬場は暖房とともに、湿度も要注意です!

湿度が下がると病気になりやすい?

 湿度が下がるとお肌がカサカサになるだけでなく、インフルエンザなどにもかかりやすくなります。

 冬にインフルエンザが流行りやすいのは、インフルエンザウィルスが寒冷乾燥を好み、高温多湿を嫌うからなのです。

最適な湿度は50~60%

 湿度は50%~60%を目安にしてください。湿度が70%を超えるとカビやダニが繁殖しやすいので、あまり良くありません。

暖房すると湿度が下がる?

 暖房を使って室温を上げると、部屋の湿度は下がります。温度が上がると、部屋の水蒸気量は変わっていないのに「飽和水蒸気量」が増えるので、湿度が下がるのです。なんか中学校の理科でやりましたね。

 湿度が下がると、皮膚やのど、家具などからも水分が奪われやすくなり、乾燥しやすくなります。お肌や健康のためにも、暖房と同時に加湿も必要なんですね。

 温度と湿度はセットで管理するようにしましょう!

まとめ

 暖房をつける目安は、気温や室温が20℃を下回った頃です。地域によって差はあるものの、だいたい11月頃にあたります。

 でも特に決まりはないので、自分が寒いなと思ったら、病気予防だと思って暖房をつけてあげましょう。そのときはしっかり加湿も忘れずに!!

  • 「室内温度」が20℃になるよう調整する
  • 「湿度」が上がると体感温度も上がる
  • 「湿度」の目安は50%~60%ぐらい
  • 「温度」と「湿度」はセットで管理する

 こまめな換気も忘れないようにしましょう!病気などしないで新しい年・年度が迎えられますように♪

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