「冷房」と「除湿」「ドライ」の違い
暑い。
「冷房」にすべきか「除湿」や「ドライ」にすべきか、迷いますね。
そもそもこの3つ、どう違うんでしょう?
「冷房」と「除湿」「ドライ」の違い
「冷房」と「除湿」「ドライ」は、基本的な仕組みは同じです。
ただし、「冷やす力」と「冷やす範囲」が違います。
広い範囲を冷やすのが「冷房」、局所的に冷やして効率的に水分を抜くのが「除湿」「ドライ」なのです。
「ドライ」の場合は冷やした空気をそのまま室内に戻すので、室内の「温度」も下がります。
「温度」「湿度」にあわせて使い分けよう
あまり暑くないけどじめじめする梅雨の季節には、「冷房」を使うと寒くなりすぎてしまいます。そういうときには「除湿」や「ドライ」がおすすめです♪
「冷房」「除湿」「ドライ」の違いを、もう少し詳しくみていきましょう。
「冷房」は?
「冷房」はもっとも室内温度がさがりやすい運転方法です。
「室内の温度を下げる」目的で使います。
「除湿」は?
「除湿」は「冷房」と同じ仕組みを利用して室内から水分を抜きます。
「室内の湿度を下げる」目的で使います。
「冷房」でも室内から水分を抜いていますが、「除湿」の方が多くの水分を抜くことが出来ます。
「ドライ」って何?
「ドライ」と表示される除湿運転では、部屋の温度もいっしょに下がります。
水分を抜くためにいったん冷やした空気を、そのまま部屋に戻すからです。
再熱除湿について
冷やした空気を再び温めて部屋に戻す除湿運転もあり、「再熱除湿」と呼ばれています。温める分、電気代は少し余分にかかります。
まとめ
というわけで、「温度」が高いときは「冷房」を、「温度」は高くないけど「湿度」が高いときは「除湿」を、使うようにしましょう。
「ドライ」運転にすると、「湿度」「温度」がいっしょに下がっていきます。
「湿度」は50~60%を目安にするといいですよ。低すぎても身体に良くないし、70%を超えるとカビなどが繁殖しやすくなります。
最近の高級エアコンだと、自動で「湿度」まで管理してくれるそうです。
便利な世の中になりました。