【高知市】土橋（つちばし）跡～旧四国銀行中央支店横の路地

　「竜とそばかすの姫」でも登場した、高知市の中心街にあたるアーケード街のうち、”大丸”や”繁縷（はこべ）”のあるあたり。

　映画ほどたくさんの人通りはありませんが、夜には屋台や歌い手さんで盛り上がります。

　画面奥にふたつの通りが見え、右側にはつい最近まで四国銀行中央支店がありました（2022年9月で移転、移転後はATMのみになっています）。

　この右側の通りは、路地の丁度真ん中部分を最大にして、盛り上がった坂になっています。

　これは江戸時代にあった「土橋（つちばし）」という橋の名残だそうです。左側には「つちばしビル」という名前のビルもあります。

2024年10月現在の様子はこちら。奥にあったプリンスビルは2024年に取り壊されています。

　何か記念碑的なものがないかと見まわしたのですが、見当たりませんでした。唯一、ビルにめりこむように存在する苔むした岩があるのが気になりますが、詳細は不明です。全く関係ないものかもしれません。

　それにしてもここ、今まで何十回と通っていたのに、坂になっていることにも全く気がついていませんでした。

　また、ここから少し南に行った中央公園の東側にも、同じように盛り上がった場所があります。そちらは「使者屋橋（ししゃやばし）」という橋があった名残だそうですよ。